鼻のクリニック東京で手術をした話(その1・手術を受けるまで)

先日、鼻のクリニック東京で鼻中隔湾曲症と後鼻神経切断術の手術を受けた。その時の記録を残しておきます。

なぜ手術を受けることにしたか

当方は物心ついたころから花粉やハウスダストに対するアレルギー持ちであり、通年的に鼻炎だった。
また、中学の頃の健康診断で、左の鼻が鼻中隔湾曲症だと診断された。鼻中隔湾曲症というのは、ざっくりいうと鼻の骨が曲がっており、当方の場合は左の鼻の孔が骨でふさがっていて、左からは全く呼吸ができていないっていう症状にあんっていた。どれぐらい曲がっていたかというと、耳鼻科に行くたびに「あらーどえらいきつく曲がってるねー」とどの先生にも言われるぐらい。

ただ不思議なもので、ずーっとそういう症状で生きてきたからか、鼻呼吸ができていなくても、くしゃみが止まらなくても、特にそれが辛いとも思わず、そういうもんだと思って生きてきた。また、田舎育ちだったこともあり、耳鼻科が近くになかったこともある。

だがしかし。そうやって生きてきたものだからいっつもティッシュが手放せず、そのおかげで鼻の周りが常に赤い状態でして。当方、色白だから赤い部分がなおさら目立つんですよね、これが。
また、鼻が通っていないせいで、寝ているときにはいびきをかいていたみたいでして、学生時代には授業中とかに居眠り→いびきをかく→バレる、というコンボでよく怒られていた(今思うとすげえ恥ずかしい。。。)

決心のきっかけは

そうやって学生時代を過ごしてきたんだけど、意識が変わったのは就職時。静かな職場ということもあり、会社で鼻をずるずるやってるのって、目立つし、迷惑だなと思うようになった(もっと早く気付けよって感じだけど。笑)。また、通勤が当時は1時間30分くらいかかっており、そのため通勤の電車の中では大体いつも寝ていたんだけど、そこでもいびきをかいていたりして、すげえ恥ずかしい思いをすることが多かった。

で、これはいかんと思って耳鼻科に通うようになった。幸い、就職で東京に出てきたので耳鼻科は山ほどあり、いくつかの耳鼻科に並行して通っていた。

耳鼻科では花粉症の薬(定番のアレロック)と点鼻薬を処方してもらい、それで症状を抑えていた。ただ、点鼻薬ってずっと使い続けていると効果が落ちるのと、何より年中耳鼻科に通うのって相当お金がかかる。で、いい加減何とかならんかなーと思っていた矢先、ネットで鼻のクリニック東京のことを知った。

早速、予約を試みる(7月)

鼻のクリニック東京は鼻炎専門で最先端の治療を売りにしており、こりゃあいい!思い、早速初診の予約をすることに。ただ、すげえ人気みたいで、ホームページを見る限り初診の予約枠は毎月1日に埋まってしまう模様。そこで、念のため7月1日にAM半休を取って電話することにした。

これで勝てる!…はずが。

そうして万全の態勢を整えた予約開始日。早速AM9時ちょうどに電話を掛ける…ものの、全然つながらない。いやいや、まあ病院が受け付け開始したばかりだからしかたないよね、と思い30分後にかけなおしてみるも、まだつながらない。いやいや、まあまだ朝だし仕方ないよね、と思いそこから10分ごとにかけなおしてみるも、一向につながらない

粘ること数時間。ようやく電話がつながったのが14時ごろ。予約するのに5時間近くかかったんですけど…。そして結局丸1日有給を使うことになったんですけど…。なめてたわ、東京。

1回目の通院(10月)

予約が取れたのが10月初旬の午後だったので、おそよ3か月待ちだった。
初診時にはCT、採血と医師の診断があると電話で聞いていた。特にこちら側で準備することはなし。

検査結果は、レントゲンを見ると誰が見てもわかるぐらいに鼻の骨が湾曲していた。また、鼻の中の写真も撮ったのですが、これもまあとんでもなく腫れあがっていて、先生曰く、湾曲+腫れで重症の方だとのこと。(一応これでも薬を服用していることを伝えると、ええーという反応だった。笑)

で、先生が言うには、この病院の方針としては、どれだけ症状がひどくても、まずは鼻うがい+点鼻薬(ステロイド)で症状が改善するかを試してみる、その後に効果がなかった場合にのみ手術を検討する、ということだそうで、それに従ってこれらを試してみることに。鼻うがいの器具はこの病院でも買えますし、Amazonや楽天でも買えます。(当方は地元のドラッグストアで買った。)

なお、人生で初めて鼻うがいをしたけど、超すっきりするのでおススメ。

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感想(72件)

病院の感想

病院自体は非常にきれいで、スタッフの方も親切。また、治療も丁寧に先生+看護師さんから説明してもらえるし、非常に安心できる病院だと思います。

ただ、診察はすげえ待つ。患者さんが多いので仕方ないんだけど、当方はいつも最後の時間帯で予約するからか、60分ぐらいは待つことが多い(これから何度か訪れることになるんだけど、いつもこれぐらいかかる)。これについては先生も看護師さんもちゃんと毎回謝ってくれるし、診察はもちろん丁寧なので、こんなもんだと思えば当方は許容できる。ただ、暇つぶしできるもの(本とか)は持って行ったほうがよいかと。

2回目の通院(11月)→手術決定

1か月ほど鼻うがいと点鼻薬を試しその効果を見るんだけど、残念ながら当方には全く効果がなかった。

で、先生からどうするかと聞かれる。当方はもう気持ちは固まっていたので、手術でお願いしますと即答した。

症状からして、当方は以下の3つの手術(手術自体は2回)を行うことになった。

  • 下鼻甲介手術
  • 鼻中隔矯正術
  • 後鼻神経切断術

そして、手術までは以下の流れであることも説明を受けた。

  1. 手術の1か月前に、事前検査を行う。
  2. 検査後~手術の1週間前までに、事前説明を行う。この際は付添人必須。
  3. 手術の予約は、早くても5月以降になる。
  4. 手術は2回とも付添人必須。1回目と2回目は1週間程度空ける。

「手術は早くても5月以降」と言われ、えぇぇ…という感じで若干萎えたけど、まあ、それだけ人気だということなので仕方ない。なお、5月以降の手術はまだ日程が出ておらず予約できないので、12月になったら改めて電話で連絡があり、その際に予約することになった。

正直、間が空きすぎてなんだかなあという気にもなったけど、実際半年ぐらいなんてあっという間だし、気長に待つことに。

事前検査以降は、次の記事にて。

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