昨日、陸マイラー達を襲った衝撃のニュース。それは、ソラチカルートの終了。
当方はJAL派ですし、そもそもソラチカカードを持っておらず陸マイル活動もしていないので全く影響はないんだけど、陸マイラーさんたちのブログは好きでよく見ているので、衝撃の大きさは分かる。そして、何より今一番ホットな話題ということで、さらっと触れてみる。
陸マイラーとは
陸マイラーとは、飛行機に乗らずに、クレジットカードの利用やポイントサイトの利用でマイルを貯める人たちのことを言う。ちなみに、「陸」とかいて「おか」と読むらしい。なんで素直に「りく」じゃないんですかね?笑
ソラチカルートとは
「ソラチカルート」でググるとうんざりするぐらいのブログが出てくる(しもう終了するし。笑)のでここでは解説しないけど、ざっくりいうと、
- ポイントサイトの利用で貯めたポイントを、
- まずは東京メトロのメトロポイントに交換し(ここでソラチカが必要)、
- その後にANAマイルに交換する
というもの。通常、ポイントサイトから直接ANAマイルにすると30%~50%に目減りするけど、ソラチカルートの場合は90%で交換できた。この場合、1マイル=1.5円で計算しても、マイルに交換する方がお得になる。
で、多くの陸マイラー達は、ポイントサイトでポイントを荒稼ぎし、マイルに交換することで、ビジネスクラスの航空券に変えたりとラグジュアリーな飛行機ライフを過ごしていらっしゃった。
なお、ポイントサイトについては以下参照。
なぜ改悪になったのか。
ただ、このソラチカルートについては、近々改悪されることが予想されていた。
原因はよくわからないけど、皆さんが口をそろえて言うのは、いくら何でもソラチカルートが広まりすぎたということ。「ソラチカ」や「マイル」で検索すると、ソラチカルートの解説をする陸マイラーブログがうんざりするぐらい出てくる。彼らはアフィリエイトや紹介システムでさらにポイントを貯めていたんだけど、それに惹かれた陸マイラーたちがあれよあれよという間にブログを書き始め、似たようなブログが巷に溢れるようになった。
ここからは完全な推測ですが、おそらく、陸マイラーの方々がちゃんとソラチカカードを決済に利用していれば、東京メトロもJCBも収入が得られるため、廃止は免れたのではないかと思う。しかし、どのブログでも「ソラチカカードは死蔵(使わないで眠らせておくこと)しましょう!」と煽っていたため、メトロもJCBも旨味がないと判断したのかなと。メトロもJCBも、カード維持費や手数料ばかりかかって、肝心のカード利用収益が得られないし。
今後、どうなるのか?
ソラチカルートが廃止された今、陸マイラーたちはどうなるんでしょうか。
1つは、LINEポイントルートに変えるということ。これも解説は避けますが、メトロポイントの代わりにLINEポイントを経由させる方法はまだ塞がれていないので、こちらに乗り換える方法が考えられる。ただ、これはルートが複雑だし、かつ、こちらも廃止されるのは時間の問題な気がする。
2つ目は、モッピー→JALルートに乗り換える方法。モッピーはJALマイルに90%で交換できる。ただ、これはあくまでキャンペーン期間限定なので、これに依存するのは危険。また、既にANAの上級会員である陸マイラーたちが、JALに乗り換えるのかは疑問。
なので、いずれにせよ陸マイラーの勢力は減少することが想定される。
それでも、ポイントサイトは有益だと思う
ソラチカルートは塞がれてしまったけど、ポイントサイト自体は有効なことには変わりないと思う。仮に交換レートが50%になったとしても、今まで1年で貯めていたマイルを、2年かけて貯めればいいだけの話だから。
また、2年もかけたくない!という場合でも、今までマイルに変えていたポイントを、現金やAmazonギフト券等に交換することでお小遣い稼ぎにはなる。それだけでも年間10万円以上にはなるわけだし。(費用対効果は分からないけど、カード作ったり口座開設したりであればさほど労力はかからないでしょう。)
そりゃ、今までのようにビジネスクラスに年に何回も乗る、なんていうことは出来なくなる。ただ、今までがバブルだっただけで、本来あるべき姿に戻ったと考えれば、気持ちも落ち着くのではないでしょうか。
教訓
いつぞやの雨金祭りもそうですが、学ぶべきこととしては、「美味い儲け話は、いつか潰される」ということですかね。極端におびえる必要はないけど、長期的な視野も持ったうえで物事を判断する癖を身に着けたいですね。