アイスランド1周旅行の4日目。この日は、氷河ハイキングからの氷河巡り。
まずは、ヴァトナヨートクル氷河に向かう。
このヴァトナヨートクルというのはアイスランドでも最大の氷河でして、↑のMAPの赤で囲ったところが全てそう。その大きさがお分かりいただけるかと。冬にはスーパーブルーという氷の洞窟が見れることでも有名。残念ながら、夏は見られません。
もちろん赤い円の全ての場所に行けるわけはなく、我々は南の入り口からハイキングツアーで巡ることに。3時間コースと5時間コースがあり、我々は5時間コースをチョイスした。
ヴァトナヨートクルのハイキング
ハイキングツアーは8:30に公園のインフォメーションセンター集合だった。なので、この日は朝4:30起き…。
車中から氷河が見えてきた。真夏ということもあり、この日までアイスランドでは雪や氷は一切見ていなかったんだけど、この周辺にはまだ氷河がきっちりと残っていることが分かる。
その後、インフォメーションセンターに向かい、ヘルメットとアイゼン(氷の上を歩くためのトゲトゲの靴)のサイズ合わせを行う。靴は登山靴を履いていったら、"Very Nice!"と誉められた。よかった。
トイレを済ませた後は、氷河の麓まで向かう。バスで10分程度揺られた後、そこからまた20分ほど歩く。これが地味に遠かった。
ででーん。ついに巨大な氷が目の前に。ここでアイゼンを装着し、氷河の登り方を教わる。アイゼンでズボンを破いてしまう人がいるらしく、大股で歩くように、ということだった。また、登っている途中に、何度も靴紐がほどけてしまってめちゃくちゃ苦労している男性がいたので、不安ならしつこくガイドさんに確認したほうがいいかと。
そしてついに氷河に上り始める。
最初はただの坂道だったんだけど、徐々に氷河の本当の姿が現れてくる。
徐々に道なき道になって行き、道がないところは、ガイドさんがその都度ピッケルで雪を掘って道を作ってくれる。
この氷河は、温暖化や地球の動きに合わせて、毎年徐々にその位置を変えているらしい。神秘的。ちなみに、ガイドさんによると、ヴァトナヨートクルの名前の覚え方は"Fat Yogurt"(ファット(脂肪)ヨーグルト)らしい。
そしてずんずんと上に向かい、頂上付近の開けたスペースで昼食を取る。ここでは水も汲めるんだけど、非常においしかったです。
なお、ここから先の写真はありません。なぜなら、疲れたから。笑
そしてその後、来た道とは違うルートで下山。途中でいろいろと自然の説明をしてくれますので、飽きることなく進めた。が、非常に疲れた…。
5時間コースは、体力に自信のある方におススメします。(別グループには若くて華奢な女性もいたので、若い人であれば大丈夫だとは思うけど。)
ヨークルサルロン氷河
無事に下山し、併設のレストランで休憩した後、次はヨークルサルロン氷河に向かった。
こんな感じで、巨大な氷が川に浮かんでいる。なんでも、昔もこのあたりも一面氷河だったものの、その氷河が後退して現在のような姿になったのだとか。
氷河って、何とも言えない幻想的な景色。流れている氷も形を変えていくのが面白い。
なんだか北極みたい。行ったことないけど。
せっかくなので、別のポイントでも降りてみた。こんな感じで、砂浜に氷が流れ着いている。触ろうと何度も試みたんだけど、波の勢いが強く、断念した。
砂浜が黒いのは、火山灰の影響らしい。そのおかげで、氷がより一層透き通って見えて、宝石みたい。
その後
その後、Hofn(ヘプン)という町の宿で宿泊。この日もキッチンはついていなかったので、アイスランドで有名なロブスター(langoustine)をレストランで食べた。めちゃくちゃ美味しかった。お値段はそこそこだったけど。。。
この日は一日で氷河を満喫した。見てもよし、登ってもよしということで、人生でなかなかない体験ができたのではないかと。ただ、体力はもりもりと削り取られ、その日はあっという間に就寝した上に、翌日は寝坊したけど。
翌日は、一気に東部を駆け抜けて北部まで向かいます。
アイスランド1周旅行記
- 1日目:移動日
- 2日目:ゴールデンサークル
- 3日目:滝と滝と飛行機と岩。
- 4日目:ヴァトナヨートクル
- 5日目:ミーバトン湖とダイヤモンドサークル
- 6日目:続・ダイヤモンドサークル
- 7日目:アークレイリ観光
- 8日目~最終日:レイキャビク・ブルーラグーン~帰国
- まとめ