年末年始スペイン旅行・アルハンブラ宮殿はすごい

スペイン旅行・5日目。この日はスペイン旅行の1大イベント、アルハンブラ宮殿へ。

アルハンブラ宮殿は、13世紀に建築されたらしい。なんでも、イベリア半島はイスラム教徒の領土であったところ、イスラム教徒がキリスト教徒の戦い(レコンキスタ)に敗れその居住地を奪われていき、最後に都として置いたのがここグラナダで、その時に建設されたそ。海外旅行に来るたびに、世界史をもっとちゃんと勉強しておけばよかったと思う。

いざ、宮殿へ

宮殿のチケットをお昼過ぎに予約していたので、AM中はだらだら散歩+お昼ご飯を食べた後、宮殿に向かうことに。

アルハンブラ宮殿は結構な坂の上にありまして、歩いていくにはなかなかの大変さ。我々はタクシーで移動したけど、観光バスが走っていたのでそちらを利用されるのがいいと思います。

坂の上ということもあり、グラナダの町が綺麗に見える。特に白い街エリアが見下ろせるので、なかなかの絶景だった。

チケットはネットで事前予約ができる。当日券だと結構売り切れていることも多いみたいなので、ぜひ予約していきましょう。チケットはいわゆる宮殿(ナスル宮殿)のほかに、アルカサバとヘラリネフェ庭園もセットになっている(我々は面倒だったので庭園はパスした)。なお、ナスル宮殿は入場制限のため時間指定ですのでご注意を。

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ナスル宮殿

ででーん。入場すると、まずはこんな素敵な入口がお出迎え。この時点で、装飾が尋常じゃ無く細かいことが見て取れる。「まあ入口だしこれぐらい気合い入れて装飾するよね」と思っていたのも束の間。

中に入ってもこの装飾。しかも天井部分までぎっしり。そして、天井にはおしゃれな模様が。なんでも、イスラム建築はこの細かい幾何学模様とモザイクが特徴なんだそう。

そんなこんなで黄金の間に到着。これだけの面積をあの細かい模様で埋め尽くすなんて、どれだけ気の遠くなる作業なのか…。

もちろん内部も模様で埋め尽くされていて、ずっと見ていると気持ち悪くなるレベルw

幾何学模様をアップにするとこんな感じ。なんて繊細な…。これ、彫ってる途中でミスったらすげえストレス溜まりそう。笑 そして、これをデザインするのも気が遠くなりそう。今ならパソコンでちょちょっとできるだろうけど、当時はもちろん紙でしょうし。

ここが中庭です。何も装飾されていない壁を見るとホッとするレベル。

ここが大使の間。もうね、すごい以外の表現方法が思いつかない。

ただの通路なのに、フォトジェニック過ぎて全然人が進まないっていうね。どこを切り取っても綺麗。

獅子の像が中央に置かれていた。口から水が出ているんだけど、勢いがいいわけではなく口からダラーっと垂れているので、シュールだった。

 

ここは二姉妹の間というらしい。天井はこんな感じ。なんかよく見るとクモの巣みたいで少し気持ち悪いかも…笑

ここまで見た後は、中庭を通っておしまい。本当に圧巻の宮殿だった。フランスのヴェルサイユ宮殿もそうだったけど、通常、宮殿といえば豪華絢爛さをアピールしているところが多く、それはそれで面白いんだけど、アルハンブラ宮殿はその独特の文化をふんだんに取り入れており、しかもそれが現存しているというのが凄い。ほんと、宮殿という言葉のイメージが変わった。スペインに来たならば必ず行って欲しい。

カルロス5世宮殿

次は、ナスル宮殿を出てすぐのところにある、カルロス5世宮殿へ。ここは無料で入れるっぽいです。

この宮殿は、写真のように、円状の中庭を取り囲むようにして建てられている。ローマの闘技場みたいな感じっすね。ここはイタリア人の建築家によってデザインされたらしく、ナスル宮殿とはイメージが全く違う。なお、部屋とかが見られるわけではなかったので、ぐるっと1周して終わった。

アルカサバ

最後は、カルロス5世宮殿の近くにあるアルカサバに。アルカサバは、上記のレコンキスタの際に、要塞として建設されたそう。

中はこのような感じです。これは当時の兵士や馬小屋の土台だそう。…なんか狭くない?笑 どこからどこまでが1人分なのか、イマイチ分からない。

要塞というだけあって、グラナダの街を一望できる。ここでのんびりするのもよさそう。

いや~、アルハンブラ宮殿は「イスラム建築の最高傑作」と称されているし、スペインに行ったことのある上司が「アルハンブラ宮殿は絶対見ておけ」と言われたりしていたんだけど、その理由がよく分かった。我々全員が「アルハンブラ宮殿が一番印象に残った」というぐらい、本当に圧巻だった。

宮殿自体は半日もあれば観光できるので、無理すればバルセロナやマドリードから日帰りで来ることも出来そう。なので、スペインに来た際は絶対に行ってください。おススメです。

年末年始スペイン旅行記