MVNOは本当にお得か。機種変更するなら要検討。

スマホの乗り換え先を検討しているところなのですが。

当初は、MVNOにしようと思っていた。今使っているスマホも、2年経ったけどまだまだ全然現役だし。

でも、最新端末を見てるとどうしても乗り換えたくなってくるというか。ほら、理由は特にないけど、男の子ならだれしも、ね。

で、機種変更も含めた場合、MVNOは本当にお得か?というのを検討してみたので、そのお話。結果から言うと、個人的には、ライトユーザーであり、かつハイエンド端末が欲しい場合は、3大キャリアでも悪くないのかなあと。

前提

前提として、当方、スマホはライトユーザー。用途といえばネットサーフィンとSNSぐらい。動画は見ないし、見るとしてもWi-Fi環境下のみ。

なので、大体月2GBあると足りる。なので、これを基準に検討する。基本的には、ヘビーユーザーになればなるほど、MVNOの方がお得になると思う。

あと、まあ少なくとも2年は使うだろうということで、2年間のスマホ代をベースに計算。

通信費

auの場合

3大キャリアの中で、通信費自体はauのauピタットプラン(シンプル)が一番安かった。

2GBの場合、3,980円。なお、今ならビッグニュースキャンペーンとやらで、最初の1年間は1,000円引きらしい。

なので、auの場合、2年間で(3,980円×1.08×24か月)-(1,000円×12か月)=83,520円

MVNOの場合

MVNOの代表として、評判のよさそうなmineoとLINEモバイルをチェックしてみたら、通話SIMの場合、mineoの場合は月3GBで1,600円、LINEモバイルの場合は1,690円

つまり、mineoの場合、2年間で1,600円×1.08(消費税)×24か月=41,472円。auの半額以下。やっす。

比較

キャリア 金額 容量
au 83,520円 2GB
mineo 41,472円 3GB
差額 ▲42,048円 ▲1GB

という感じで、2年間で約42000円、月額約1750円の差が出てくる。

しかもMVNOの方が通信容量が多い。mineoは余ったパケットを繰り越せるようなので、工夫すればもっと安くできるかもしれない。

機種代

これだけ見るとMVNOの圧勝なんだけど、1つ難点が。

MVNOが取り扱っているスマホは、ミドルクラスが多い。まあ、節約のためにMVNOにするような人は、そもそもハイエンドスマホなんて不要なのかもしれないけど。

なので、最新のiPhoneやAndroid端末が使いたい場合は、自分で用意する必要がある。

iPhone 8(64GB)の場合

auでは、iPhone 8を91,440円で販売している。ただ、アップグレードプログラムEX(390円・12か月分無料)というのに加入して、25か月目に次の機種に変更した場合は、支払いが50,400円(=機種代45,720円+390円×12か月)になる。

*ただ、このアップグレードプログラムってなかなか難しいプログラムで、本当にお得にするには25か月目に機種変更をする必要がある。当然、その際は新しい機種代がかかってくるので、本当にお得かと言われると「うーん」なのだけど。

一方、mineoではiPhone 8の取り扱いはない。なので、Apple Storeで購入する必要がある。その場合、85,104円(税込)。

比較

で、これをさっきの通信量と合わせると、

キャリア 通信費 機種代 合計
au 83,520円 50,400円 133,920円
mineo 41,472円 85,104円 126,576円
差額 ▲42,048円 34,704円 ▲7,344円

ということで、2年間で7000円ちょっと、1か月にすると300円しか変わらない。

MVNOは通信速度が不安定だったり、時間帯によっては激遅だったりする。そう考えると、300円払って快適なほうが、当方は嬉しいかもしれない。

もちろん、他にも比較要素はいっぱいあるのだけども。

Xperia XZ1の場合

auでXperiaを買う場合は、本体価格から大幅に値引いてくれており、今日時点では31,320円で購入できる。iPhoneに比べてすごくシンプル。
ただ、この値引きはMNPの場合にしか適用がないのが難点なんだけど。

一方、mineoではXperiaの取り扱いもないので、いわゆる白ロムを買う必要がある。
ドコモ版のXperia(未使用品)だと、安く見積もっても大体77,000円ぐらい。
*グローバル版を輸入するともうちょっと安いんだけど、その辺は割愛。

比較

で、これをさっきの通信量と合わせると、

キャリア 通信費 機種代 合計
au 83,520円 31,320円 114,840円
mineo 41,472円 77,000円 118,472円
差額 ▲42,048円 45296円 3632円

ビックリすることに、なんとauの方が安くなる。やっぱり本体の割引がデカい。

まとめ

なので、冒頭に書いた通り、ライトユーザーであり、かつハイエンド端末が欲しい場合は、3大キャリアでも悪くないということになる。

ただ、ミドルクラスのスマホでいい場合や、通信容量が大きい場合は明らかにMVNOの方がお得。
あとは、auはテザリングが有料だったりするし、また、機種変更をせずに3年目に突入した場合には単純に通信料だけの比較になってくるので、あっという間に逆転される。

結論

他にも比較要素を挙げだしたらキリがないんだけど、まあ、ざっくりとはこんな感じ。

ということで、当方の場合は、

  • auで機種変更 → 3年目になったらMVNOに移転 → 機種変更したくなったらまたauに…

という感じがいいのかもしれない。

いや、っていうかスマホって難しいわ。もっとシンプルになればいいのに。