ベストティーチャーの体験レッスンを受けてみた話。

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先日のレアジョブに引き続き、オンライン英会話を探索中。今回はベストティーチャー(Best Teacher) というサービスの体験レッスンを受けてみた。

ここは他のオンライン英会話と違って、単にリスニング&スピーキングだけでなく、リーディング&ライティングのレッスンもセットになっている。なかなかユニークで気になったので、無料体験レッスンを受けてみた。そのお話。

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ベストティーチャーのレッスン

上述の通り、ベストティーチャーではリーディング&ライティングのレッスンもセットになっている。なんでも、

既存の英会話スクールの多くは、「準備された教材」を使用して講師とロールプレイする形で英語を学びます。英会話学習者が英語を使うイメージできない場面(使わない場面)を使うこともあります。

ベストティーチャーでは、生徒様自身が英語を話したい場面をお選びいただき、伝えたい内容を講師と一緒にオンライン上で「書いてみる」ことからレッスンを始めます。書いた内容は講師が添削し、「自分専用の英文スクリプト」としてSkypeレッスン内で教材として活用します。自分で書き上げた英語を話すから、吸収も早く上達する実感もわくのです。

という方針からこのようなレッスンにしているらしい。

ふむ。確かに、まずは自分で英文を書いてみる時点でそれなりに文法とか単語とかは調べるし、自分で書いた文章を添削してもらうっていうのは記憶に残りやすい気がする。

何より、ライティングのレッスンをしてくれるっていうのは稀有な存在。当方、実際の仕事では英語でメールを書いたり読んだりすることの方が圧倒的に多いので、これは助かる。

ということで、体験レッスンを受けてみることにした。

体験レッスン

体験レッスンは、通常のレッスンを1コマ受講することができる。他の英会話教室と違い、レベル判定といったものは特にない。

レッスンの流れ

レッスンは、Writing→Reading&Listening→Skpyeレッスンという流れで進んでいく。

Writingレッスン

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Writingレッスンでは、まずは自分でシチュエーションを選択する。「会社の説明をしてみよう」、「道案内をしてみよう」といったビジネス・日常のシーンから、「弁護士に契約書について相談してみよう」、「患者に症状を説明しよう」といったかなり特定されたシチュエーションまで用意されている。…大きなお世話ながら、講師の人も大変だなあと思う。

他のオンライン英会話教室は大体教室独自のテキストをベースに進めていくから、学んだことを活かせる場面ってなかなかなかったりする。でもベストティーチャーは自分でシチュエーションを選ぶので、学んだことを使えるシーンが増えそう。

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シチュエーションを選択すると、最初の会話がオリジナルで用意されているので、それに対して返事を入力する。当方は「ホテルを予約してみよう」というのを選択した。

自分でテキストを入力すると、それに対して講師の人が返事をしてくれるというシステム。講師からのレスポンスは、その時々で差はあったけど、5分~1時間以内には返ってきた。でも時間帯によっては半日~1日くらい空くこともあるらしい。

実際に文章を入力するときは、同じレッスンを受けた他の人の文章を参考にすることもできる。なので、あまり苦労することなくできた。ただ、場合によっては講師の人のレスポンスが難しいこともあり、「これに返すだけなら一言で終わってしまうけど、それだともったいないし、何か話題を続けないといけないけど、何書こうか…」と悩むこともあった。

Reading&Listening

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これを5回ほど繰り返すと、講師から自分の入力した文章の添削講師が実際に発音した音声が届く。

まずは添削された文章を見て、文法の誤りやよりふさわしい表現を学ぶ。その後、音声に合わせてオーバーラッピング&シャドーイングをし、最後はディクテーションをする。

実際に講師が自分の作成した文章を読み上げて音声を吹き込んでくれるっていうのはびっくりした。これで発音の方法等を学ぶことができるのは大きい。ただ、淡々と読み上げているだけなのであまり臨場感はなかったのがイマイチなポイントだった。

Skypeレッスン

で、Reading&Listeningが終われば、いよいよSkpeレッスンへ。オンライン上で時間帯と講師を指定し、Skypeで着信を待つだけ。当方はセルビア人の女性講師を指定した。ちなみに、ベストティーチャーの講師はセルビア人&フィリピン人が多い、

まずは自己紹介等のフリートークをした後、レッスンに入る。レッスンでは、「この教材を使ってレッスンするか、フリートークをするか、どっちがいい?」と聞かれた。せっかくなので、当方は教材ベースのレッスンをしてもらうことに。

まずは当方の入力した文章を確認した後、今度は当方がホテル側になって予約を受け付けるというシチュエーション(要は、Writingレッスンと逆の立場)で会話をしてみることに。で、色々変化球が飛んでくるので、それを打ち返しながらレッスンをしていたら、無事にレッスン時間である25分が終了した。

講師によっては、自分のオリジナルレッスンプログラムを持っている人もいて、それをベースに進めてくれる人も多いみたい。それを受けるには、当然、同じ講師を指定し続けなくてはいけないけど。

感想

そんなこんなで体験レッスンは終了。感想とか。

Writingをできるのはとてもいい、でも面倒

Writingは自分で文章を考えることになるので、それなりに頭を使う。なので、自分の書いた文章は結構頭に残る。そういう意味では、この時点でかなりレッスンになっている気がする。

ただ、ぶっちゃけ面倒。WritingをこなさないとSkypeレッスンまでいけないんだけど、Writingは5往復しないと次に進めない。なので、これが結構面倒になりそうだなあと。

もちろん、簡単に済ませるのであれば1行とかの簡単な返事でもいいんだけど、それだとレッスンしている意味がないのでちゃんと色々考えて返事をしたい。そうすると、この「毎レッスン5往復」っていうのが結構ネックになってくる。他の人の文章も参考にできるとはいえ、2往復目からは講師次第で話の方向性が決まってくるから、あまり参考にならないことも多いし。

文法表現やボキャブラリーは増えない?

自分で文章を入力する都合上、結局は自分の知っている文法や単語でレスポンスするにとどまってしまう。なので、意識的に挑戦しないとこの点は強化できなさそうだなあと。もちろん、添削時に教えてくれたりすることはあるんだけど。この点と上述の点が合わさって、Writingレッスンが結構面倒に感じてしまった。

その点、レアジョブのテキストでは毎回テーマが決められていて、それに合ったフレーズを学んでいくスタイルなので、自然と語彙力は増えていく。ただ、学んだフレーズはあまり身近で使えそうにないことも多い。なので、これは一長一短だなあと。

講師の質が高い

ザクっとした印象だけど、講師の質はレアジョブと比して高かったように思う。というか、レアジョブはテキストに沿って淡々と進めていく感じだったけど、ベストティーチャーは講師に裁量があるのか、かなりフレンドリーな感じで自由なレッスンを行ってくれたし、説明もわかりやすかった。

まあ、選んだ講師の運もあるんだろうけど、個人的にはかなり好印象だった。

総合的な感想

Writingレッスンが面倒っていう欠点もあるけど、講師の質的に、個人的には入会するならレアジョブよりもベストティーチャーかなあと思った次第。ただ、料金が月額12,000円とそこそこ高額なので、もうちょい考えてみる。