当方、普段からスマホのおサイフケータイ(Suica、Edy)を活用している。
で、先日ふと思った。これって、スマホを落としたり無くしたりした場合、どうしたらいいのだろうか。スマホって大体肌身離さず持ち歩いているから無くすことってあんまりないけど、万一の場合に備えて、あらかじめ対処法を知っておかねば。
ということで、調べてみた話。結論的には、Googleアカウント最強。
おサイフケータイを停止するには
おサイフケータイを停止させるための手段として、公式では2パターン案内されている。
事前策
1つ目は、事前におサイフケータイを停止させておく方法。つまり、普段はおサイフケータイを使わない人や何らかの事情で使用を一時休止する人が、予めスマホのFelica機能を停止させておく、というもの。
一応確認したところ、当方のスマホでもちゃんと設定できた。
ただこれ、事前の防止策なので、あくまで手元にスマホがないと設定できない。なので、落としてからでは遅い。…これを普段から活用している人は果たしてどのくらいいるのであろうか。
事後策
2つ目は、各キャリアのロック機能を使う方法。docomo、au、ソフトバンクそれぞれでサービスを提供している。
セキュリティ | おサイフケータイ(R):サービス・機能 | au
おサイフケータイ® の不正利用を防ぐ機能を確認する | ケータイ | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク
なので、キャリアを使っている人はとりあえず自分のキャリアに電話して、回線もろとも止めてもらうのが吉かと。ちなみに、圏外や電源がオフの場合は、次に圏内 or 電源オンになった場合に自動でロックがかかるらしい。
ただこれ、基本的にはキャリアのサービスなので、MVNO(いわゆる格安SIM)ではこの手段は使えない。
おサイフケータイ公式の案内
おサイフケータイの公式ガイドにて、紛失した場合の対処法が掲載されている。
ざっくりいうと、各サービスそれぞれ自分で手続きして使用を中止してね、というもの。
例えば、モバイルSuicaは利用を一時停止し、新しい端末に引き継ぐことができる。
モバイルSuicaを利用している端末を紛失しました。 | モバイルSuica よくあるご質問:JR東日本
一方で、Edyはクレジットカードとの連携を解除するのみ。つまり、これでオートチャージは解除されるので、スマホを拾った人にEdyを無尽蔵に使われてしまう…というおそれはなくなる。
電子マネー「楽天Edy(エディ)」 | 楽天Edyをはじめる | Edyカード・おサイフケータイの盗難・紛失について
ただ、既に端末にチャージしてあった分の使用を止めることは出来ない模様。
Edyカード・おサイフケータイを盗難・紛失された際、楽天Edyの利用の停止、Edy残高の払戻し、Edyの受取りの中止などはできませんので、予めご了承ください。
まあ、スマホを拾った人が電子マネーを使おうと思うこと自体が結構レアケースな気もするけど、そういう意味ではリスクは残るので、普段からあまり大きな金額をチャージしないようにするしかない。
Androidデバイスマネージャーを使う
Andoridスマホの場合、端末を紛失したときはAndroidデバイスマネージャーを使って探すことができる。
このサービス、単に端末の位置を探すだけでなく、ここから端末にロックをかけることも可能。
で、ロックをかけると、Felica通信機能もオフになるらしい。
おサイフケータイってなくしたらどうなるの? セキュリティ面を検証してみた – やわなべ.net
なにこれ便利。ただ、気になるのは
すでにスマホ側にパターンやパスワードなどのロック設定がされている場合、「デバイスマネージャー」での遠隔ロックパスワードを設定しても、元のロック設定を置き換えるものではないようです。
つまりいつものロック(=私の場合、パターンロック)を突破されたら終わりということ。
ということだそうで。そのため、Androidデバイスマネージャーからロックを掛ける+各おサイフケータイのサービスからオートチャージ設定を解除しておく(+可能なら機能停止)という二重策が安心かもしれない。
総括
ということで、まあ、対策は色々あるものの完璧にというわけにはいかなさそうなので、これを言うと元も子もないけど、スマホは落とさないのが一番っすね。