モバイルSuicaの年会費が無料になるらしい。なんか、JRが無料にしてくるとは思わなくて個人的にはちょっと意外だった。そのお話。
モバイルSuicaの年会費
これまで、モバイルSuicaは年会費として1,030円が必要だった。ただ、モバイルSuicaにビューカードを連携して使用する場合は「当面無料」という扱いで、年会費はかからずに使用できた。
この「当面」っていう言葉があったから、当方としてはてっきりJRは将来的に年会費を徴収したいものだと思っており、今回のニュースはとっても意外だった。
年会費で1,030円かかるとすると、還元率1%のクレジットカードで元を取ろうとすると年間100万円ほど利用しなくてはいけない。Suicaで100万円…まあ、大抵の人は無理っすよねえ。あと、そもそもモバイルSuicaはポイントの対象外っていうクレジットカードも結構多い。
なので、モバイルSuicaを利用するならビューカードを作るほかなく、そういう意味でちょっとハードルが高かった。
年会費無料に
そんな中、この度2020年2月26日をもって年会費が無料になることが発表された。
JR東日本:モバイルSuica>モバイルSuica一部サービスの変更および終了について
これ自体は喜ばしいことなんだけど、2020年って来年じゃね?っていう。てっきり今年の2月かと思ったら、1年以上先の話だったっていう。まあいいけど。
Apple Pay / Google Payなら無料
そもそも、Apple PayとかGoogle PayでSuicaを利用する場合、年会費はかからない。
Google Payの場合は定期券の購入とかで制限があるんだけど、Apple Payはそういうこともなく普通に使える。そう考えると、Androidだけ年会費がかかる状況にあったわけで、それを是正するっていうのはまあ当然だろうなという感じ。
その他もろもろ
年会費が無料になることに加え、
- ガラケー向けのサービスが終了
- 2014年以前のAndroid向けのサービスが終了
- モバイル特急券サービスが終了(別サービスに移行)
ということも併せてアナウンスされた。
最近ガラケー向けのサービスが終了するっていうのが多くて、なんだか時代を感じるのである。まあ、確かにガラケーでモバイルSuicaを利用している人って見たことない気がするけど。
雑感
年会費が無料になるのは、ユーザーとしては嬉しい。
一方で、年会費が無料になるとすると、ビューカードってとても微妙な立ち位置になるよなあ。Suicaチャージで1.5%還元されるのは大きいんだけど、年間のSuicaの使用金額がさほど多くない場合は、他のカードにまとめてしまった方がいいような気もする。Suicaチャージでポイントが付くカードって実はそんなにないから、そういう意味ではメリットかもしれないけど。
とはいえ、当方の場合はJALカードとして作っているためメインカードを兼ねており、あえて別ブランドに切り替える理由もないので、しばらくはこのままかなあと、そんな感じ。