H.I.S.のキャンセルサポートが有用かもしれない話。

H.I.S.が、新しいサポート保険を開始していた。なかなか他に見たことがない内容で、結構いい感じだったのでメモ。

H.I.S.キャンセルサポート

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その名もH.I.S.キャンセルサポート。なんでも、三井住友海上火災保険と一緒に開発したサービスなんだとか。

www.his-j.com

ざっくりいうと、H.I.S.で手配した海外旅行をキャンセルする場合、キャンセル料を補償してくれるというもの。

とはいえ、一般的にはこういう保険では本人のケガや入院の場合にしか対象にならない。しかし、このサポートの補償対象が結構すごかった。

補償対象・補償割合

その補償対象というのがコチラ。

補償対象 補償割合
死亡・入院 100%
通院 90%
家屋災害、裁判所の呼出 100%
交通機関遅延、欠航、運休 100%
急な出張 90%
渡航先でのテロ・噴火等、官公署命令等、避難指示等、宿泊機関の天災 100%
ペットの死亡 90%
離婚・婚姻予約の不履行 90%
パスポートの紛失、盗難、置き忘れ、失効 90%
勤務先企業の倒産 100%
妊娠、出産、早産、流産 90%

公共交通機関の遅延や勤務先の倒産といったある種の不可抗力的な要素が強いものだけでなく、出張家族の通院といった事情でも対象になるし、パスポートの置忘れ有効期間不足といった完全に本人のうっかりミスであってもカバーの対象となる。

当方、幸いパスポートを置き忘れたことはまだないけど、海外旅行に慣れてくると忘れがちになってしまうのも分かる(何回か忘れかけたことはあったし)。万一パスポートを忘れたことに空港で気付いたような場合には、旅行に行けないという精神的ダメージに加え、お金が返ってこないという金銭的な負担もある。それが少しでも軽減されるのはいいよね。

あとはペットの死亡や婚約破棄・離婚といった、本人のメンタルがやられているような場合にも適用される。これもいざというときには安心。まあ、そんな時にここまで頭が回るかと言われれば別だけど…。

補償割合が100%のものと90%のものがあるけど、90%も返ってくるんだったら十分っすよね。

保険料・補償金額上限

保険料と補償金額上限は以下の通り。

保険料 補償上限
1,000円 10万円
2,000円 20万円
3,000円 30万円
4,000円 40万円

え、安っ。この金額なら、加入しておいても損はないよね。

あと、この保険、なんと出発の3日前まで申し込むことが可能。なので、航空券とかホテルの予約時に申し込み忘れてもOK。すごい。

個人的にはこれで三井住友海上の利益が出るのか心配になるけど、「海外旅行はそんなにキャンセルすることはない」という前提なのだろうか。まあ、確かに一般的には海外旅行の予定を入れれば、なんとしても行くだろうからなあ。

どうやって証明するのか?

ただ、個人的にはこれをどうやって説明するのかが気になった。約款上、「単に旅行に行く意思がなくなっただけの場合は補償の対象となりません。」と記載されているため、こういう理由はダメ。

でも、上記のような場合でも「パスポートを忘れれば」適用対象になる。具体的なケースでの適用可否は三井住友海上が判断するみたいだけど、適用基準はどうなんだろう。色々面倒な書類を要求されるんだったら嫌だなあ。

とはいえ、悪用する人が多いと打ち切りになる可能性もあるので、そういうのはやめましょう。

雑感

当方、H.I.S.を使ったことはそんなにないんだけど、海外航空券っていう意味でいうと、初夢フェアとかそういうので、たまにH.I.S.にしかない格安の航空券がゲットできるチャンスが結構あるので、チケットを取るときはH.I.S.でも検索するようにしている。実際にそれで安くていいチケットを抑えられた時もあった。その時に、1,000円でこの保険に入れるっていうのはなかなかアリかもしれない。

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H.I.S.で予約する場合、モッピーを経由すれば約1%の還元が受けられる。仮に10万円の航空券を買った場合、ちょうど1,000円分のポイントがもらえるので、これでペイできる。そういう意味でも、入っておいて損はないのかと、そう思った。